夏になると、無性に思い出す味があります。それは、韓国の**「チャルオクスス(찰옥수수)」**。日本のスイートコーンと同じトウモロコシなのに、食感や味わいが全く違うんです。今回は、この2つのトウモロコシの違いと、それぞれの食文化についてご紹介したいと思います。
🌽 夏の思い出、韓国の「チャルオクスス」

東京で暮らしている私ですが、夏になると、韓国の田舎にある実家の庭を思い出します。大きな釜で蒸した、もちもちのチャルオクススと黄色く熟したマクワウリは、単なるおやつではなく、私にとって夏の「思い出」そのもの。
でも、日本ではチャルオクススをなかなか見かけません。たまに韓国系スーパーで売っていることもありますが、輸入品なので値段が高く、それにわざわざ買いに行くのも面倒で、結局あまり食べなくなってしまいました。
🧬 品種も、食べ方も違う!日韓のトウモロコシ
🍿 広がるトウモロコシの世界
韓国では、蒸したおやつや缶詰が中心でしたが、最近では冷凍食品やアイスクリーム、パック入りの蒸しトウモロコシなど、さまざまな商品が登場しています。
特に人気なのが、以下の食べ方です。
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バター焼きトウモロコシ(버터구이 옥수수)
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高速道路のサービスエリアや屋台で大人気のおやつです。バターの香ばしさともちもちしたトウモロコシの甘みが絶妙にマッチします。バターだけでなく、砂糖やシーズニングを加えて味のバリエーションを楽しむことも。
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石焼きトウモロコシ(맥반석 옥수수)
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石の上で焼くことで水分が抜け、もちもち感と香ばしさが際立ちます。最近では、エアフライヤーやオーブンで手軽に作るレシピも人気です。蒸したものとはまた違う、外は少しカリッと、中はもちもちとした食感が楽しめます。
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アレンジ料理
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チヂミのように焼いたり、スープや大学芋風にしたりと、チャルオクススのもちもちした食感を生かしたユニークな料理も増えています。
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一方、日本のスイートコーンは、缶詰やポップコーン、コーンゼリーなど、加工食品が豊富です。さらに、**焼き鳥屋さんで「焼きとうもろこし」**を見かけることもありますよね。そして、北海道産のトウモロコシは、お中元の贈答品としても大人気!高級なものだと、1本500円以上することもあるんですよ。
🎆 日本のお祭りには欠かせない「焼きとうもろこし」
日本の夏の風物詩といえば、お祭り!そして、お祭りの屋台に焼きとうもろこしは欠かせません。甘辛い醤油ベースのタレを塗りながら炭火でじっくり焼くことで、香ばしさがたまらない一品になります。
🏮 大人のお祭り満喫セットは、こんな感じでしょうか?
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焼きそば
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焼きとうもろこし
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いかの一夜干し(醤油味)
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そして、もちろん冷たい生ビール!
これらは、単なるおつまみではなく、日本の夏の夜の雰囲気を演出する**「エモい」パッケージ**なんです!特に大人にとっては、子どもの頃の思い出と今をつなぐ、特別な香りと味なんですよね。
💬 消費者の好みがトウモロコシを変えた?!
韓国では「もちもちした食感」が好まれるため、甘みよりも食感に優れたチャルオクススが主流になりました。その後も、黒もちトウモロコシや紫トウモロコシなど、様々な品種が開発されています。
一方、日本では「やわらかい食感と甘み」が重視されたため、子どものおやつやサラダのトッピングにぴったりのスイートコーンが中心となりました。そのため、生食できる品種の開発にも力が入れられました。そういえば、日本で食べた桃や梨は、食感がほとんどなく、とにかく甘くてフルーティーな香りが強かったことを思い出しました。これも好みの違いなのでしょうか。
✈️ トウモロコシから見える食文化の違い
同じトウモロコシでも、誰が、どのように食べるかによって、品種も、商品戦略もこんなに違うんですね。
私は今でも、蒸したてのチャルオクススを片手に庭を歩き回っていた、あの夏の午後が忘れられません。日本のスイートコーンも大好きですが、あの**「もちもちトウモロコシ」への郷愁**は、何物にも代えがたいものです。
📣 みなさんは、どのトウモロコシがお好きですか?
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やわらかくて甘い日本のスイートコーン?
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もちもちで食べ応えのある韓国のチャルオクスス?
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それとも、お祭りの屋台の醤油焼きとうもろこし?
あなたの夏の思い出の味を、ぜひコメントで教えてください!